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宇宙作家クラブのメンバーによる取材活動の様子をリアルタイムでお届けします。
<画像付き>  <テキストのみ>  <過去ログ>

No.1868 :ISSへの水補給
投稿日 2015年7月1日(水)23時14分 投稿者 柴田孔明

ISSに運ぶ水を供給した蛇口。出るのは普通の水道水だが、このあと処理装置を通し、輸送用の水バッグに詰められた。


No.1867 :「こうのとり」5号機
投稿日 2015年7月1日(水)23時11分 投稿者 柴田孔明

「こうのとり」5号機


No.1866 :「こうのとり」5号機
投稿日 2015年7月1日(水)23時08分 投稿者 柴田孔明

公開された「こうのとり」5号機


No.1865 :「こうのとり」5号機の機体公開
投稿日 2015年7月1日(水)23時07分 投稿者 柴田孔明

 2015年7月1日、種子島宇宙センターにて宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)の機体公開と説明が行われました。
(※一部敬称を省略させていただきます)

・ミッション説明・登壇者
宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門 HTV技術センター長 成田 兼章
※筑波会場からも説明あり。

・運用の概要(説明より一部抜粋)
 打ち上げ予定日時:2015年8月16日22時01分頃(最新のISSの軌道により決定する)
 予備期間:2015年8月17日〜同9月30日(宇宙ステーションの運用に係る国際調整により決定)
 ISSによる把持:2015年8月22日頃(打ち上げが当初予定日の場合)

・「こうのとり」5号機が運ぶ主な物資(往路)
 ・ISS運用に必要な物資
  ISSシステム補用品、搭乗員食料、飲料水、日用品
 ・「きぼう」利用品(実験装置)
  小動物実験装置、静電浮遊炉、多目的実験ラック2、高エネルギー電子・ガンマ線観測装置(CALET、船外装置)

・「こうのとり」5号機が運ぶ主な物資(復路)
 役目を終えた実験装置:JAXA装置
  ・超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)
  ・ポート共有実験装置(MCE)
 役目を終えた実験装置:NASA装置
  ・STP−H4(Space Test Program - Houston 4)

・補給能力の強化
 物資搭載方法の効率化により、船内物資の補給能力を段階的に強化。
 搭載可能な物資輸送用バック(CTB)数は、初号機の208個から5号機は242個と、34個(約15%)増やしている。
 速達サービス(レイトアクセス)は、現在運用されている補給船の中で最大。
 ※こうのとり5号機の搭載可能CTB数が242個、速達サービス対応は92個。
 ※「こうのとり」初号機は208個(速達4個)、2号機は230個(速達30個)、3号機と4号機は230個(速達80個)
 ※ドラゴン補給船は141個(速達14個)、シグナス補給船は112個(速達10個)
 (※速達サービス:打ち上げ10日前〜80時間前まで積み込み可能。通常は、打ち上げの約4ヶ月前に積み込み)

質疑応答

毎日新聞・今回の打ち上げの費用はいくらか。また、ミッション期間は何日間か。
成田・HTV製造費は約140億円。打ち上げの費用は三菱重工株式会社側で非公開。ミッション期間は過去30日〜60日の実績があるが、今回については現在調整中。

鹿児島テレビ・搭載される小動物実験装置と、静電浮遊炉について詳しく聞きたい。
(筑波会場)・小動物実験装置は、12匹のマウスを長期飼育(30日間)できる。宇宙環境は骨量減少、筋萎縮、免疫低下等の加齢現象に見られる、生物影響の加速的な変化を提供できる。これをうまく使って、こういった研究に貢献できるとして制作した。微小重力下での飼育と、遠心機付き恒温槽による1G下での飼育で、厳密に重力の影響だけを比較できる。
 静電浮遊炉は、宇宙では容器が無くても材料が浮いているため、2千度C〜3千度Cを非接触で表面状態から高精度に測定できる。欧州は電磁浮遊炉を使っているが日本は静電浮遊炉である。(資料より、米国は音波浮遊炉)こちらは融点が非常に高い金属、いわゆる希少金属や、セラミクス・ガラスなどの材料の特性データを取得可能である。

NVS・米露の補給線が相次いで失敗しているが、こうのとりへの影響はあるか。
成田・打ち上げスケジュールは影響なし。物資については、いろいろな要求が来ると予想される。レイトアクセスで調整する予定。

・関連して既にレイトアクセスは来ているのか。
成田・調整は終わっているが、入れ替えなどがあるかもしれない。

読売新聞・米露の打ち上げ失敗で、今後に向けて重くなる役割について。また、「きぼう」モジュールの中でマウスの実験はこれまで無かったのか。
成田・「こうのとり」は大きい能力を持っていて、今まで成功を重ねてきた。今後も一歩一歩気を引き締めていきたい。既に物資は積み込んでいる。確実にISSに届けるのが最大の使命。
 これから「こうのとり」は9号機までの4機ある。年一回、確実にミッションを達成していきたい。
(筑波会場)・「きぼう」モジュールでは過去にもあったが、それはNASAとイタリアの飼育実験だった。NASAはシャトルでも行ったことがある。

毎日新聞・5号機と、これまでの号機との違いは、搭載可能な物資の数が増えたことか。他にもあるか。増やしているが、ぎりぎりまで積み込んでから飛んでいるのか。
成田・大きいところでは物資を増やした点。あわせてレイトアクセスの物資について、重いものが運べるようになった。なお、数の他に容積がある。小さくても重いものなどがある。置く場所などを考えている。
 これまでの4回のミッションで見直した結果、太陽電池パネルを6枚削減し、プラズマやデブリの観測装置がついた。太陽電池の削減は56枚→50枚。

朝日新聞デジタル・補用品とは何か。飲用水の600リットルの水は何日分で、食料はどれくらいで何ヶ月分か。レイトアクセスで入れ替えが想定されるものは何か。
成田・ISSの補用品とは、構成している機器の予備、交換部品、装置のこと。
(筑波会場)・水はクルーの人数による。ISSでは水をリサイクルしているが、少しずつ減っていくので補給する。600リットルを6人で消費すると、再来年の2月までで消費される計算になる。滞在が3人なら伸びる。レイトアクセスとしてはクルーの衣服や通信装置などがある。今回のスペースXの事故によりNASAが調整中。
 食料は70kg×7袋(当初分)。クルーが一食一パックずつ消費。今回のスペースX(ドラゴン)の事故で増やすかはNASAが調整中。

成田・水は種子島宇宙センターの水道を不純物除去やヨウ素付加などの処理をして輸送用の水バッグに詰めたもの。今回、供給した水道の蛇口をお見せできます。

産経新聞・物資輸送用バック(CTB)とは国際標準のサイズなのか。
成田・その通り。補給機でISSに運ぶときの共通の単位系。バラエティで高さなどが倍のものもある。

産経新聞・レイトアクセスの数が増えたのは、「こうのとり」の搭載能力(6トン)を変えずに、隙間なく入れるなど工夫をしたのか。
成田・その通り。

産経新聞・宇宙機(HTV5)はパネル削減以外の変更は無いのか。
成田・構成は変わっていない。ただしスラスタが外国製から国産になった。
HTV1号と2号は海外製スラスタを使用。3号機から国産化した。ただし4号機のみ予備品の海外製を使った。5号機からは国産。

日本放送・海外の補給船打ち上げ失敗で期待が高まるが、その辺りの心境は。小動物実験装置のマウスはいつ打ち上げられるのか。
成田・4号機まで成功を続けてきた。気を緩めること無く、ひとつひとつ確実に進めていきたい。
(筑波会場)・マウスは今回は搭載しない。別の輸送機で運ぶ予定。秋から冬にかけて実験を行いたい。

NHK・CALETとはどんな観測機器なのか。これまで「こうのとり」で暗黒物質を観測したことはあるか。
(筑波会場)・ISSでは海外のAMSなどが稼働中だが発見には至っていない。観測するレベルの領域が違う。CALETは暗黒物質の痕跡があると思われる高エネルギー帯で測定する予定。

毎日新聞・宇宙環境では加齢現象が急に進むのか。また、熱物性データとは何か。
(筑波会場)・宇宙では10倍以上の早さで骨が減る。筋肉も2倍の早さで減る。どうして減るのかの研究が進められてきた。マウスは研究例が多いもので比較ができる。
高温融体の熱物性は調べてから後ほど回答します。
※温度、粘性、密度、表面張力の計測を行う。

毎日新聞・マウスの実験は日本棟では初めてなのか。
(筑波会場)・「きぼう」の中では既にイタリアなどでやっている。今回新しいのは人工重力装置があり、微小重力下との環境比較が詳細にできる。

フリー林・最大搭載6トンのうち、今回はどれくらい積むのか。
成田・5.4〜5.5トン。重量だけでなく容量もあるので、既にいっぱいである。今後、入れ替えはあるかもしれない。

フリー林・マウスは秋から冬にかけて実験したいとのことだが、どの宇宙船での想定で、代替案はあるのか。
筑波・マウスはスペースX(ドラゴン)を想定していた。これから調整を行う予定。

フリー林・マウスはどの宇宙船でも運べるのか。
筑波・ソユーズ宇宙船は大きくないためアメリカ(ドラゴン・シグナス)を想定しているが、今後はロシアも含めて調整したい。

毎日新聞・シグナスとドラゴンの事故で2度も失われた千葉工大のカメラを運ぶ予定はあるか。
成田・基本的には長期計画で決めているので、いまのところ明確には答えられない。NASAから依頼があれば、NASAの物資として運ぶ可能性はある。

毎日新聞・「こうのとり」はマウスの運搬は難しいのか。
(筑波会場)・現在「こうのとり」の仕様では生きたマウスを運べない。飛行中の空調と湿度コントロールが無いため。ISSに接続してからの装置は既にあるが、ISSに接続後の専用である。これを飛行用に改良すれば可能。

産経新聞・太陽電池のかわりの観測装置の設置について、なぜ設置したか。この観測装置はJAXAのものか。
成田・将来の研究の一環である。プラズマの電流計測、デブリの衝突観測センサ、宇宙機の電位計測センサがある。これらはJAXAが開発したものである。

以上です。


No.1864 :H-IIBロケット5号機の機体公開
投稿日 2015年5月22日(金)20時20分 投稿者 柴田孔明

ロケットは5月29日に飛島工場から出荷され、6月1日に種子島宇宙センターに搬入予定です。


No.1863 :H-IIBロケット5号機の機体公開 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年5月22日(金)20時17分 投稿者 柴田孔明

公開されたH-IIBロケット5号機の第2段。

No.1862 :H−IIBロケット5号機 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年5月22日(金)20時16分 投稿者 柴田孔明

公開されたH-IIBロケット5号機の第1段。
黒いカバーの中にエンジン(LE-7A)があります。

No.1861 :H-IIBロケット5号機の機体公開 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年5月22日(金)20時13分 投稿者 柴田孔明

 2015年5月22日午後より、三菱重工業株式会社飛島工場にてH-IIBロケット5号機のコア機体が報道陣に公開されました。
 (※コア機体とはH-IIBロケットの第1段機体と第2段機体を合わせた名称で、SRB−Aと衛星フェアリング、ペイロード等は含みません)
 (※一部敬称を省略させていただきます)

・登壇者
三菱重工業株式会社 執行役員フェロー 防衛・宇宙ドメイン 技師長 H-IIA/H-IIB打上執行責任者 二村幸基
三菱重工業株式会社 防衛・宇宙ドメイン 宇宙事業部 H-IIA/H-IIBロケットプロジェクトマネージャ 秋山勝彦

・概要説明
 H-IIBロケットにより宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV−5)を所定の軌道に投入する。
 ミッション終了後、ロケット第2段について、南太平洋上へ制御落下を行う。
 (※制御落下はH-IIBロケット2号機から継続運用中。全号機で計画水域への落下成功)
・打ち上げ時期及び予備期間は調整中。(※夏頃で調整中)
・機体コンフィギュレーション
  第1段エンジンLE-7A:2基、
  第2段エンジンLE-5B-2:1基、
  固体ロケットブースタ:4基
  HTV用フェアリング:5S−H型
・特記事項
  MHIの打ち上げ輸送サービスでは2機目のH-IIB打ち上げ。
  H-IIAに適用済みのコストダウン項目を適用。
   例→画像圧縮伝送装置 : 画面合成機能を追加し、搭載数を2→1個に削減。

・コア機体は工場での機能試験を終了し、出荷準備作業中。
 5月29日に飛島工場より出荷し、6月1日に種子島宇宙センターに搬入予定。
・固体ロケットブースタは工場での作業を完了のうえ射場へ搬入済み。
 コア機体起立後にコア機体に結合予定。
・衛星フェアリングは射場へ搬入済み。

・質疑応答

NHK・打ち上げ時期について、だいたいいつ頃になるのか。
二村・我々としては夏頃として準備を進めています。

日経新聞・第2段の落下制御はデブリ対策なのか。また他国でも行っているのか。
二村・低軌道の場合は数日で落下の可能性があるが、確実に安全な所に落とすためやっている。海外ではアリアン5でもやっていると聞いている。

日経新聞:打ち上げに向けた決意など。
二村・運ぶものが何であろうと、要請された荷物を必要な軌道に確実に投入するのが我々の仕事。しっかり確実に打ち上げを成功させたい。

共同通信・金額を伺いたい。
二村・金額についてはお答えできない。打ち上げを行ってペイロードを投入することで対価をいただく。そのことを詳らかにするのは、他国に我々の戦略を明らかにするようなものであり、海外でも同様である。

共同通信:前号機からどれくらい下がったか。
二村・2つ減らしたが、総部品点数の約100万点の中では微々たるもの。

・今回と直接関係ないが防衛装備移転三原則の変更でビジネスチャンスはあるか。
二村・我々を例えると運送業者。インフラとしては同じものだが、我々は衛星を乗せて打ち上げることで対価を得る事業モデル。輸出をすることは今のところは無い。

日刊工業新聞社・H-IIBは4号機から民間移管だが、このクラスの衛星市場はどれくらいか。
二村・H-IIBは静止遷移軌道への投入能力はH-IIAの倍もあるが、これだけの能力を生かす機会がなかなか無い。アリアン5も能力があるがためにデュアルロンチで対応している程であり、なかなか難しい。

NVS・次期基幹ロケットでは第2射点を使う計画案がある。同じ射点を使うH−IIBはHTV(こうのとり)打ち上げを9号機まで行う予定だが調整は行うのか。
二村・建て前では新型ロケットに関してはJAXAが責任を持つ。三菱重工株式会社としては開発と運用の二つがあるが、輸送サービスを行う観点からすると、十分な調整と協議が必要と感じる。しかし今のところまだ次期基幹ロケットの開発は本格的には始まっていないので、調整するしかない。

日本経済新聞・現在JAXAが行っている安全管理まで三菱重工でやることはあるか。
二村・安全管理は国が執行するのが望ましい。たとえば軌道逸脱時に躊躇無く破壊を行えるのは独立した機関である。

以上です。

No.1860 :はやぶさ2記者説明会の様子。 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年4月29日(水)09時42分 投稿者 柴田孔明

記者説明会の様子。

No.1859 :小惑星探査機「はやぶさ2」第1回目イオンエンジン連続運転後の運用状況
投稿日 2015年4月29日(水)09時40分 投稿者 柴田孔明

 2015年4月27日午後、小惑星探査機「はやぶさ2」第1回目イオンエンジン連続運転後の運用状況に関する記者説明会がJAXA東京事務所で行われました。
 2014年12月3日の打ち上げ以降、はやぶさ2は順調に飛行しており、2015年12月3日に地球スイングバイを実施する予定です。

登壇者
宇宙科学研究所 はやぶさ2プロジェクトチーム プロジェクトマネージャ 津田雄一
宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 教授(前はやぶさ2プロジェクトマネージャ)國中均

・運用状況
 3月2日:初期機能確認期間を終了(実施期間2014年12月5日〜2015年3月2日)
     初期機能確認時の取得データによる詳細解析は、各機器にて継続して実施中。
 3月3日:小惑星に向けた航行段階(巡航フェーズ)に移行。
     2015年末の「地球スイングバイ」に向けた運用を開始。
 3月3〜21日:第1回イオンエンジン連続運転を実施。
       ※イオンエンジン連続運転(軌道制御運転)
       ・「地球スイングバイ」に向けた軌道制御運転として、2回に分けて合計約600時間(約25日間分)を実施する計画。
       ・使用するイオンエンジンは、「A」と「D」。
       ・1回目を3月3〜21日にかけて実施。(連続稼働時間実績=409時間)
       ・2回目は6月上旬に実施予定。
 4月22日、24日:ESA Malargue局(アルゼンチン)、DLR Weilheim局(ドイツ)の2地上局を用いた運用を実施。
 ※打ち上げ直後にNASAのDSNを使っており、これで内外の地上運用ネットワークが出揃った。
 (※日本:通常運用では臼田を使用、打ち上げ時は内之浦も使用、DSNはクリティカルな運用で使用:Goldstone,Madrid,Canberra)
 4月26日:探査機は安定して深宇宙を航行中。

・4月27日(日本時間)の航行ステータス
  太陽距離:1億6051万km
  地球距離:5275万km
  飛行速度:27.68km/s
  総飛行距離:3億5166万km

・今後の予定(地球スイングバイまで)
 2015年6月上旬 :第2回イオンエンジン連続運転。
 2015年8〜9月 :イオンエンジンによる軌道微調整期間。
 2015年10月初旬以降 :化学推進系による精密誘導開始。
 2015年12月3日 :地球スイングバイ(現時点での計画予定日)

・その他、質疑応答などから抜粋

 ・定常運用が始まったばかり。出だしは順調だが、気を引き締めて運用していきたい。
 ・地球スイングバイは2015年12月3日で、日単位の変更は無い予定。当日の実施時間帯はこれからの2回の軌道調整による。地球に近づくほど計測の精度が良くなるため、その課程で誘導精度を高める。
 ・第1回連続運転にイオンエンジンの「A」と同「D」を選択した件は、熱的な関係や打ち上げ後の調子を見て決めた。熱的には対角線が有利で「AとD」「BとC」の組み合わせとなる。接続できる電源が多い「BとC」は将来のために温存した。4台とも健全なので余裕がある。
 ・地球スイングバイに向けたエンジンの運転時間(約600時間)は2台同時のため、累積すると約1200時間となる。地球スイングバイ後は殆どの時期で3台のフル稼働となり、1万時間×3台の3万時間を見込んでいる。
 ・プロジェクトマネージャが交代した件は、設計制作から運用段階になったための適材適所という面と、研究開発に携わりたいという國中教授の個人的な希望によるもの。
 ・運用体制はJAXAの人間で、おおよそ一週間一回の交替。小惑星到着付近では大きい成果を得るため最適化する。小惑星到着後の1年半の期間は、日によって24時間の運用もあるため、1日3交代で20人〜30人のプロフェッショナルなオペレータが必要。今はその練習を行う重要な期間である。
 ・目標である小惑星1999JU3に日本語名をつける件については、今のところ発表できる内容は無い。また、今現在地球から小惑星を直接観測することは位置的に難しい。

以上です。

No.1858 :H-IIAロケット28号機打ち上げ動画 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月27日(金)12時50分 投稿者 柴田孔明

H-IIAロケット28号機打ち上げビデオを公開しました。
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=RlBRjMWsOiU
ニコニコ動画(登録が必要です)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25884281
カメラ設置は竹崎展望台で、宇宙作家クラブ/柴田孔明の撮影です。

No.1857 :飛行するH-IIAロケット28号機 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月27日(金)06時06分 投稿者 柴田孔明

飛行中のH-IIAロケット28号機。
打ち上げは成功し、衛星も所定の軌道に投入されました。

No.1856 :打ち上げ写真 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月27日(金)05時59分 投稿者 柴田孔明

H-IIAロケット28号機打ち上げ時の写真

No.1855 :H-IIAロケット28号機打ち上げ経過記者会見 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月27日(金)05時56分 投稿者 柴田孔明

 2015年3月26日10時21分(JST)に打ち上げられたH−IIAロケット28号機の打ち上げ経過記者会見が、種子島宇宙センター竹崎展望台の記者会見室で同日正午から行われました。
(※一部敬称を省略させていただきます。また内容についても一部省略させていただきます)

・第一部登壇者
内閣官房 内閣情報調査室 内閣衛星情報センター 所長 下平 幸二
文部科学省 大臣官房 審議官 磯谷 桂介
宇宙航空研究開発機構 理事長 奥村 直樹
三菱重工業株式会社 執行役員 防衛・宇宙ドメイン 副ドメイン長 石井 泉
(側面列席者)
文部科学省 宇宙開発利用課長 千原 由幸
内閣府 宇宙戦略室 参事官 守山 宏道
三菱重工株式会社 宇宙事業部長 阿部 直彦

打ち上げ結果報告・石井副ドメイン長
 三菱重工業株式会社及び宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターから本日(平成27年3月26日)10時21分(日本標準時)、情報収集衛星光学5号機を搭載したH−IIAロケット28号機(H−IIA・F28)を予定通り打ち上げました。
 ロケットは正常に飛行し、情報収集衛星光学5号機を分離したことを確認しました。
 ロケット打ち上げ時の天候は晴れ、東の風5.0m/s、気温17.1度Cでした。
 情報収集衛星光学5号機が軌道上での初期機能確認を無事終了し、所期の目的を成功裏に完遂されることを心より願っております。
 本日の打上成功でH−IIAは22機連続成功、H−IIBをあわせると26機連続、通算成功率約96.9%となりました。無事打ち上げることが出来、安堵しております。
 当社はこれからも皆様に安定的な打ち上げを提供できるよう、さらに心を引き締め細心の注意と最大限の努力を傾注して参ります。
 今回の打ち上げに際し、多くの方々にご協力ご支援を賜りました。あらためまして関係者の皆様に心より御礼を申し上げるとともに、引き続きご支援を賜りたくお願い申し上げます。

打ち上げ結果報告・奥村理事長
 打ち上げは成功し、打ち上げ輸送サービス業者として今回の打ち上げを執行していただいた三菱重工業殿に御礼申し上げたいと思います。今回の打ち上げに際して私達JAXAの任務である安全管理業務の役割を果たしたことをご報告申し上げたいと思います。
 今回の打ち上げに際しても関係機関の多大なご支援ご協力をいただいております。改めて厚く御礼申し上げます。
 平成26年度はJAXAにとってかなりの打ち上げ機会があった。5月の24号機に始まり、10月の「ひまわり8号」、12月の「はやぶさ2」、1月の情報収集衛星、今回の28号機で、特に後半の半年で4機の打ち上げ機会に恵まれた。これについても三菱重工様と私共JAXAが打ち上げ期間の短縮に努力してきた結果でないかと考えている。今後とも確実な打ち上げに協力できるように誠心誠意頑張って参りたいと考えています。

・下平所長
 本日打ち上げられたH−IIAロケット28号機により、搭載されていた情報収集衛星光学5号機を所定の軌道に投入できました。この場をお借りして、今回の打ち上げに尽力いただいた方々、支援ご協力をいただいた方々に感謝御礼申し上げる。今運用している光学3号機と光学4号機のうち、光学3号機は平成21年11月に打ち上げて既に設計寿命を迎えている。衛星による情報収集を確実なものにする観点で、後継機の光学5号機を打ち上げた。内閣衛星情報センターとしては情報収集衛星の確実な運用を通じて引き続き我が国の安全保障と危機管理に必要な情報収集に鋭意取り組んで参る所存である。

・磯谷審議官
 今回の打ち上げ成功によりH−IIAロケットとして22機連続、H−IIBロケットとイプシロンもあわせた我が国の基幹ロケットとしては27機連続で成功したことになる。このことは我が国が有するロケット技術の着実な発展と信頼性の向上を示すものと考えている。打ち上げに際してご尽力、ご支援いただきました関係者の方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。また、今後も情報収集衛星が順調に飛行を続けることを期待しています。
 文部科学省としては今平成26年度よりH−IIA/Bロケットの後継として、我が国の宇宙輸送の自立性を確保すると共に国際競争力を更に高める新型基幹ロケットの開発に着手した。新型基幹ロケットは東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に初号機を打ち上げる予定で、着実に開発を推進していく。文部科学省として、今後とも宇宙開発利用を支える基幹ロケットの高度化と信頼性の向上、「はやぶさ2」などの宇宙科学探査等、最先端の科学技術の振興と強化、環境観測に貢献する衛星の開発など、防災安全保障あるいは産業振興など宇宙利用拡大に資する取り組みなどを推進して参りたいと考えている


・質疑応答
NHK・成功で4機体制が確実となったが、どう受け止めるか。強化などはどうするか。
下平・今回の打ち上げによって情報収集衛星の体勢が維持できる。光学衛星とレーダー衛星を運用しながら、危機管理と安全保障に必要な情報収集をやってきている。それが今後、一定期間確実に出来る体制を確立できたことで大変嬉しく思っており、その中で鋭意情報収集に努めたい。現在の体制を運用し、様々な運用上の問題も我々は認識している。1月に策定された宇宙基本計画で情報収集衛星の体制の強化が謳われている。私共が現体制で情報収集の業務をやってきて感じている、あるいは判った問題点を報告していく。あるいは今後の技術動向を見極めながら我々としてどのような体制が適正なのかを検討しながら将来に向かって体制の強化をしたいと考えている。

NHK・年間5機打ち上げで過去最高であり、前回打ち上げから最短の53日だったがどのように受け止めているか。
石井・53日間と短い期間で打ち上げを成功させるためにJAXAから試験装置の増強など大きな支援をいただき、打ち上げ期間の短縮が実現できた。下半期で4機という短い期間での打ち上げを完遂したことは、大変な自信になる。今後の衛星打ち上げ需要の推進に力になる。

南日本新聞・運用上の問題点とは何か。
下平・この場では細部は遠慮させてもらうが、一般論では安全保障環境の問題、大規模な自然災害を見たときに、たとえば撮像頻度や即時性の問題など、そういったものに対しては問題意識は芽生えている。今後どういった形で克服するかというものがある。

産経新聞・情報収集衛星は5年ごとに設計寿命が来て経費がかかる。故障で予備機の追加や、シングルロンチが続いて費用が大きくなっている一方で国民に成果が見えにくい。現状に於いて国民の理解が得られているのか。
下平・情報収集衛星にはそういった特性があるが、私共の衛星への、国としての危機管理上の期待度は高まっていると肌で感じている。重要になっているとの認識の下で、財政状況も勘案しながら体制の整備に努めている。ニーズに応じて確実に体制を進めてきている。
 国民の理解に関しては、私共のユーザーは首相官邸や利用省庁で、そこで関連する業務に反映されている。それは言ってみればエンドユーザーの国民の方々の安心や大規模災害時の安全等にもつながっていることから、私共としては理解は得られていると考え業務を進めている。
 私共が置かれている安全保障環境の問題、世界中で起こっている危機への的確な情報収集の手段としての情報収集衛星として価値があると考えている。

朝日新聞・撮像頻度や即時性で問題があるとの認識だが、後継衛星の開発も始まったが、機数を増やすしかないが、省庁から撮像をもっと増やしてほしいという要望が出ているのか。増やすとすれば1日何回くらい撮像するのか。
下平・撮像頻度は機数を増やすこと以外に、衛星の俊敏性を上げることでもかなり確保できる。限られた衛星の数でも、新たな技術を導入して追求していきたい。機数増は私どものニーズだけでなく、機関としての独自の考え方もあり、利用省庁のニーズと財政事情と最新の技術動向も考え検討を進めたい。

第二部・ブリーフィング

登壇者
内閣官房 内閣情報調査室 内閣衛星情報センター調査官 新田 浩史 
宇宙航空研究開発機構 鹿児島宇宙センター所長 打上安全管理責任者 長尾 隆治
三菱重工業株式会社 防衛・宇宙ドメイン 宇宙事業部 技監・技師長 打上げ執行責任者二村 幸基

質疑応答

産経新聞・打ち上げを振り返って、今回の状況をお聞きしたい。
二村・具体的な数値は出せないが、公表した時間で打ち上げ、打ち上げ日のトラブルも無くスムーズな作業であった。天気にも恵まれた。作業を進めるにあたって私共が懸念事項は無かった。打ち上げ後のフライトシーケンスや衛星分離もほぼ計画通り。衛星側の評価をいただくことになるが、軌道も比較的良い精度で入った。

鹿児島テレビ・H−IIAの22機連続成功の成功率は何%か。
司会・H−IIAのみで96.43%。H−IIA/B両方で96.88%。32機中31機の成功。

朝日新聞・衛星の状態はどうなっているか。
新田・しばらく状況を見ることになるが、現在のところ問題はありません。

NHK・打ち上げ期間が53日で実施できたJAXAの支援とは何か。
二村・二種類ある。打ち上げ後に射点の痛みを綺麗にすることと、機能が保全されているかを点検する必要がある。その点検整備に必要な設備を二つ用意していただいて平行して作業できるようになった。また、異常が発生した場合のリペアに必要な予備品を用意していただいた。

読売新聞・今回の光学衛星は解像度の性能アップしているとの話だが。
新田・解像度については示したことがないので控えさせていただく。

南日本新聞・製造開発費はいくらか。
新田・光学5号機の開発製造に325億円。ロケット制作打上の経費は約106億円。予算として合計431億。

共同通信・世界中の一点を一日一回撮像は諸外国と比べてどうなのか。また古くないか。
新田・諸外国の情報収集も正確に公開されていないので比較できない。平成10年の閣議決定を完成させたのは平成25年で、今回の5号機で初めて継続できた。積み重ねを踏まえ議論していきたい。

産経新聞・宇宙基本計画で機数増を含めた強化がある一方、コスト削減に努めるとあるが、これの理解は。
新田・難しい質問だが、個々の衛星をどう最適化していくかの問題。トータルでどういった体制を組むかで、ミニマムのインプットで最大のアウトプットを引き出す。ユーザーのニーズによっても解が異なる。絶対値が上がるか下がるかはわからないが、予算制約内でどう達成するかの課題である。

産経新聞・前回打ち上げの後相乗りで衛星打ち上げをドバイから受注したが、その意義は。
二村・打ち上げ輸送サービス事業からすれば日本国内だけではまかないきれない。世界に打って出る必要がある。ドバイの衛星に相乗りで機会を提供することで受注させていただいた。今年のテレサットもある。頻度と数を高めることで、世界市場に参入していく。

南日本新聞・光学5号で全6機だが、運用はどうなるか。
新田・税金で作られた衛星であり軌道上にあるうちは有効活用していきたい。

NHK・ドバイの衛星受注の背景はどうなっているか。
二村・H−IIAの打ち上げ輸送価格は他国に比して安いわけではないが円安があった。またオンタイムで信頼度が高まってきた。それが相まって受注に至ったのではないか。

読売新聞・世界に打って出ることについて具体的に教えていただきたい。
二村・打ち上げ間隔53日はカレンダーで達成したが、打ち上げ輸送サービスとして運ばせていただいているのが衛星である。お客様の希望する時期に希望する軌道に乗せるのが我々の使命。これまでのような大きな打ち上げ間隔が必要なロケットではなく、比較的短期間で打ち上げられて、顧客から見て使えるロケットに近づいたのではないかと認識されていると思っています。

以上です。

No.1854 :H-IIA F28打ち上げ ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月26日(木)10時59分 投稿者 柴田孔明

H-IIAロケット28号機は2015年3月26日午前10時21分(JST)に予定通り打ち上げられました。

No.1853 :打ち上げ準備中 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月26日(木)07時11分 投稿者 柴田孔明

打ち上げに向けて準備中のH-IIAロケット28号機。

No.1852 :機体移動 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月25日(水)21時14分 投稿者 柴田孔明

H-IIAロケット28号機の機体移動が2015年3月25日20時30分頃から行われ、20分ほどで第1射点に到着しました。

No.1851 :宇宙科学技術館の塗装 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月24日(火)15時56分 投稿者 柴田孔明

屋根がプラネットブルーに塗装された宇宙科学技術館。

No.1850 :H-IIAロケット28号機Y−1プレスブリーフィング ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月24日(火)15時53分 投稿者 柴田孔明

 2015年3月24日午後、種子島宇宙センター竹崎展望台 記者会見室でH-IIAロケット28号機のY−1プレスブリーフィングが行われました。

・登壇者
 宇宙航空研究開発機構 鹿児島宇宙センター 射場技術開発室長 長田 弘幸
 三菱重工業株式会社 防衛・宇宙ドメイン 宇宙事業部 MILSET長 平嶋 秀俊

・ロケットについて
 H−IIA202型(※コア機体+固体ロケットブースタ[SRB−A]2本)
 直径4mシングルロンチ用フェアリング(4S型)
・搭載衛星について
 情報収集衛星光学5号機
・打ち上げ日時
 2015年3月26日(木)午前10時21分(JST)
・打ち上げ時間帯
 午前10時21分〜午前10時33分(JST)
・打ち上げ予備期間
 2015年3月27日(金)〜2015年4月10日(金)
・準備状況
 Y−3からY−1作業まで計画通り実施されています。
 Y−0作業を3月25日から開始予定。
・気象について
 西高東低の冬型の気圧配置。雲が多いが、今のところ打ち上げに支障が無い予報である。

・質疑応答
NHK・今年度は過去最高の打ち上げ回数になるが、気をつけている点は。
平嶋・特に気持ちは変わらない。一つ一つ丁寧確実に。予定通りならば、結果的に53日の最短の打ち上げ実績になる。しかし慢心しないで平常心で臨む。

産経新聞・今回の打ち上げ準備で新たに工夫した点は無いのか。
平嶋・機体に特に変わったところはない。計画通りで順調である。

毎日新聞・過去最短の期間で難しい部分はあるか。
平嶋・前、前々号機と同じ間隔である。年末などの休日を挟んだところが違うだけである。

鹿児島テレビ・年度内なら計5機で過去最大だが、国際競争力などで自信につながるか。
平島・オンタイムで上げられれば顧客からの信頼度も上がる。回数を重ねれば成功率も良くなるので、それらに重点を置きながら平常心で行う。

読売新聞・前号機の間隔はどれくらいか。射場の条件で更に縮めるとすればどれくらいになるか。
平嶋・前回は正月休みが4日加わりで57日。更に天候でプラス3日になった。53日については変わらない。JAXAなどの協力もあって実現しており、これ以上は限界。ただこの工程も軌道に乗っている。54日間隔は今年度の25号機と26号機。

読売新聞・機体移動は何時になるか。
平嶋・今回は25日の20時30分を予定しています。

読売新聞・今回、特に気をつける点は。
平嶋・風などの制約もクリアであり、大丈夫である。

不明・射場の痛みなどあるが、このままの間隔で打ち上げが続けられるのか。
長田・射場の老朽化は進んでいる。適時、老朽化工事を打ち上げの合間に行っている。新型基幹ロケットもあるので、リニューアルして対応している。今年度は後半に多かったので、知恵を出して作業の入れ替えなど工夫している。新型基幹ロケットに対しても一定の目処ができた。

産経新聞・日数の数え方は、その打ち上げ日に挟まれた日か。
平嶋・打ち上げ日を含みます。

不明・光学5号は光学3号の後継衛星なのか。また、性能は上がっているのか。
平嶋・我々としては答えられない。

読売新聞・射場の更新はどう行われるか。
長田・一般に目につくのは錆の状況である。整備棟(VAB)の中層棟が特に錆びている。ロケットが入っている火薬など危険物があるため、溶接や電動工具が使えずなかなか換装できない。
 燃料充填の配管のステンレスも、錆びにくいとはいえピンホールなどが出来る。水素などのラインもあるので危険であり、タイミングを見てリニューアルしている。電機部品も製造して20年も経過したものがある。携帯電話なら年単位で変わるがロケットはそうはいかない。ボード単位でリニューアルしていく。
 ただ、施設は使われることで安定することもある。年間1〜2機と少ない場合は可動部が固着しやすくなる。打ち上げ間隔が短いと点検間隔も短くなるが、打ち上げスケジュールでうまく行うことでクリアしていく。配管などのメンテナンスはロケットが移動する前まで(50日間ぐらい)作業ができる。

その他
問・種子島宇宙センター宇宙科学技術館の屋根を青く塗装したが、この色はどういった意味があるか。
答・JAXAのコーポレートカラーになっているプラネットブルーです。

以上です。

No.1849 :MMOの内側 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月16日(月)05時51分 投稿者 柴田孔明

MMOの内側に太陽光が反射しないように工夫されているという部分です。
(※観測機器も見えてます)

No.1848 :MMOのハイゲインアンテナ ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月16日(月)05時30分 投稿者 柴田孔明

MMOのハイゲインアンテナ。
ヘリカルアレイという種類です。

No.1847 :MMO画像 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月16日(月)05時29分 投稿者 柴田孔明

別方向から。ぶら下がっているのはミドルゲインアンテナ。

No.1846 :水星磁気圏探査機MMOの機体公開 ●添付画像ファイル
投稿日 2015年3月16日(月)05時24分 投稿者 柴田孔明

 2014年3月15日午後よりJAXA相模原キャンパスで、水星磁気圏探査機MMOの機体公開と概要説明が行われました。

 国際水星探査計画「ベピコロンボ」(BepiColombo)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州宇宙機関(ESA)が協力して水星の観測を行うミッションで、2機の探査機を送り込む。
 JAXA担当:水星磁気圏探査機(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)
 ESA担当:水星表面探査機(MPO:Mercury Planetary Orbiter)

 MMOについて(公開されたJAXA担当の探査機。説明と質疑応答より抜粋)
 ・スピン安定(4秒で1回転)
  →分離時に捻れのあるバネで回転を与える。過去、月周回衛星かぐやの副衛星分離で使用。
 ・スピン増速・減速用のと軸方向のスラスタを搭載している。計6つ。
 ・水星の固有磁場、周辺環境(磁気圏・太陽風との相互作用)、大気の観測を行う。
 ・本体は直径1.8mの円に内接する8角柱形状。
 ・高・中利得アンテナを含めると高さ約2.4m。
 ・側面パネルは1.06mだが、これは太陽光の熱対策のためで、バス機器や観測装置が入る部分は高さ30cmほど。
  (※側面パネルは摂氏180度、太陽電池は摂氏230度に達するが、中の機器に影響が出ないような工夫がされている)
 ・2組の5m伸展マスト(磁場観測用)、2対の15mアンテナ(電場観測用)を持つ。
 ・重量は約280kg
 ・鏡を多用して太陽光の熱入力を小さくしている。また宇宙空間への放熱効率も上げている。
 ・外部露出機器には日よけを付け、衛星内部への熱の流入を防いでいる。
 ・鏡が使えない場所には特別に開発した導電性の白色塗料を用いている。
 ・高利得アンテナは常に地球を向くため熱くなりやすく、予想最高温度は摂氏400度に達する。そのためチタンを用いた特別な高温多層断熱材を使用している。
  →HGAはヘリカルアレイの平面アンテナ。Xバンド(8Ghz)を使用。120Gbits/year。
 ・費用として、開発から打ち上げ後初期チェックまでで約152億円。
 ・2016年〜2017年に仏領ギアナからアリアン5で打ち上げ予定。
  →ウインドウは複数あるがESA側が現時点で決定していない。2016年7月、2017年1月、2017年3月、2017年7月。
 ・水星までは4つのモジュールが1つになって飛行。水星到達後に分離する。
   1.電気推進モジュール(MTM:Mercury Transfer Module)/ESA(※イオンエンジン搭載)
   2.水星表面探査機(MPO:Mercury Planetary Orbiter)/ESA
   3.MMOサンシールド(MOSIF:Magnetospheric Orbiter Sunshield and Interface Structure)/ESA
   4.水星磁気圏探査機(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)/JAXA
  (※水星到着後の手順:MTMを分離→MPOの軌道装置で水星軌道投入→MMO分離→MOSIF分離)
 ・打ち上げ後に地球フライバイを1回、金星フライバイを2回、水星フライバイを5回行い、2024年1月に水星に到着予定。
  (※水星の周回軌道に探査機を投入するためには、海王星の周回軌道に投入するより大きいエネルギーが必要である)
 ・水星到着までの運用はESA/ESOC(European Space Operations Centre)が担当する。
 ・水星到着後、MMOはJAXAが運用する。臼田局(あるいは後継局)。緊急時はお互い協力する。
 ・初期チェックアウト後から水星到着までは、半年ごとに衛星を立ち上げてバッテリー充電を行う。
 ・水星での軌道は、極楕円軌道。近水点高度が約590km、遠水点高度が約11600km。周期は約9.3時間。
 ・水星軌道に乗ってからの寿命は1年。ただし燃料は2年分搭載している。機器が壊れなければ最初の1年にプラスして、もう1年の観測が行える。最終的には水星に落下する。
 ・衛星は完成し、4月から輸送を開始して6月頃に引き渡す予定。
  (※他のモジュール3つと組み合わせた試験はESA側で行う)
 ・愛称をつけるかは未定である。
  (※過去にも愛称無しの衛星がある。[GEOTAIL])
 ・システムメーカーはNEC、観測機器は大きくは三菱重工業、明星電気、住友重工業、日本飛行機などで、他に小さいメーカーも参加している。

 参考・MPOについて(ESAの探査機。配付資料と質疑応答から抜粋)
 ・三軸制御。
 ・水星の表面地形、鉱物・化学組成、重力場の精密計測を目的とする。
 ・重量は約1150kg。
 ・水星での軌道は、極軌道。近水点高度が約480km、遠水点高度が約1500km。周期は約2.3時間。
 ・Xバンド(8Ghz)とKaバンド(32Ghz)を使用。1550Gbits/year。
 ・現在、フライトモデルの試験中。

No.1845 :H-IIA F27打ち上げ動画
投稿日 2015年2月2日(月)22時30分 投稿者 柴田孔明

H-IIAロケット27号機の打ち上げ時に、竹崎展望台から撮影した動画を投稿しました。

ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25482175
(ニコニコ動画の閲覧は登録が必要です)

youtube
https://www.youtube.com/watch?v=2CPVsfMHbLg
(Youtubeは登録不要です)

No.1844 :飛行中のH−IIA ●添付画像ファイル
投稿日 2015年2月2日(月)05時18分 投稿者 柴田孔明

飛行中のH−IIAロケット27号機。
打ち上げは成功し、情報収集衛星レーダー予備機は予定された軌道に投入されました。
(※サーバーエラーで画像が過去のものと入れ替わったため再掲します)