宇宙作家クラブ
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No.1064 :9月16日ランチャーテスト ●添付画像ファイル
投稿日 2006年9月16日(土)16時46分 投稿者 笹本祐一

 当初予定から天候悪化を懸念して一日繰り上げられたランチャーテストは、結局雨天のために一日延期され、予定通りの本日15時からと予告されていました。
 ところが、宇宙センターに到着してみると、すでにMVロケット7号機は格納塔から姿を現しています。15時からの記者取材も、天候悪化の可能性があるので14時からに早めたいとのこと。
 こんなこともあろうかと早めに到着していた取材班は、広報ともどもM台地に向かいました。


No.1063 :情報収集衛星の軌道要素が出た
投稿日 2006年9月16日(土)00時21分 投稿者 松浦晋也

 サテライトウォッチングのページCalskyに、9月11日に種子島宇宙センターから打ち上げられた情報収集衛星光学2号の軌道要素(TLE)が出ました。

Epoch is 12. Sep 2006

IGS 2A
1 29393U 06037A 06255.94050995 0.00000000 00000-0 00000-0 0 04
2 29393 97.3059 14.6731 0005460 350.5714 9.4284 15.25871519 04

 Calskyのこちらのページでは、衛星の現在位置を確認することができます。

 また、GoogleSatTrack2
でも、上記TLEを入力すると、IGS 2Aのリアルタイムの位置を確認できます。



 このTLEが、北米防空司令部(NORAD)の出したものなのか、それとも独自観測で算出したものかは不明ですが、打ち上げ後比較的早い時期に出ていることからNORADのものである可能性が高いです。

 今回、Celestrackに、IGS 2AのTLEが出なかったことから、私は内閣官房・衛星情報センターがNORADに軌道要素を公開しないよう、なんらかの申請をしたと判断していました。
 
 どうやらNORADの処置は比較的緩いものだったようです。

No.1062 :本日15日のランチャーテスト、16日に延期 ●添付画像ファイル
投稿日 2006年9月15日(金)18時31分 投稿者 笹本祐一

 16日に行なわれるはずだったランチャーテストは、台風13号の接近に伴う天候悪化が予測されるために今日15日に繰り上げられていました。
 ところが、16時から予定されていたランチャーテストは14時35分になって天候悪化(具体的には、降雨予想)のために中止されてしまいました。
 ランチャーテストとは、打上げ予定のロケットをランチャーごと格納塔の外に出して、本番と同じように打上げ角度をセットして不具合がないかどうか確認するものです。
 次のランチャーテストは、現時点で16日15時にセッティングされました。これが行われるかどうかも、また天候次第です。

 写真は、本日はMVロケット7号機を外に出すことがなかったM台地の整備格納塔。


No.1061 :内之浦ふれあいパークの新展示物 ●添付画像ファイル
投稿日 2006年9月14日(木)13時16分 投稿者 笹本祐一

 内之浦から志布志湾に海沿いに北上していくと、観測ロケットが横倒しに置いてある小さなスペースがあるのですが、今日通りすがったら新たな展示物が増えていました。
 御役御免になったS310観測ロケットの自走式ランチャーだと思われます。


No.1060 :打上げ後記者会見 ●添付画像ファイル
投稿日 2006年9月11日(月)16時12分 投稿者 笹本祐一

 15時10分から、打上げ後記者会見が行われました。
 出席者は壇上、JAXA打上げ実施責任者河内山理事、立川理事長、文科省から板谷憲次審議官、内閣衛星情報センターから小田邦博所長、宇宙開発委員会井口委員長。
 公式発表のプレスリリースや談話についてはJAXAの公式ホームページ
http://www.jaxa.jp/
 で発表されるはずなので、それ以外のところをリポートします。

 今回の10号機は、打ち上げまでの不具合の報告件数が激減し、今まででもっともスムーズに作業を進めることが出来た。具体的には、工場段階での25件と通常の半分程度になっている。
 射場段階での不具合は6件で、これについては暫減しているため、激減という数字にはなっていない。

 内閣情報センター小田所長(写真)のコメント。

 今回の光学2号機の製作費用は約290億円。
 衛星の名前は、以後も光学3号、レーダー3号と続けていく予定。
 光学2号の性能確認には約3ヶ月を予定、遅くとも今年度内には実用に供したい。
 前回の打上げ失敗後、3年間の空白が生じたことによる安全保障上の損害については、衛星の情報だけではなく他の情報もあるので、それでカバーできたものと考えている。
 他国との情報共有、あるいは情報交換については、今後やっていくべきものであると個人的には考えている。
 もし衛星に不具合が発生した場合、機能を喪失するような大きな損害を受ければ発表することになるだろう。
 次号機以降については、光学3号機が平成21年予定、23年に光学4号、レーダー3号が打上げ予定になっている。光学3号機では分解能を上げ、さらに機動性も上げて撮影範囲も拡げる方向で開発中であり、レーダーも、さらに解像度を上げるよう開発している。
 衛星の性能だけではなく、分析能力もしっかり上げていきたいが、分析センターの予算と職員も削減傾向にあるので職員の質を上げていくことで対応したい。
 情報収集衛星の成果としてのデータは一切公開されていないが、情報機関の特性として、海外でも画像データ、情報については公開していない。
 情報収集と大規模災害についてはしっかり成果を出していると強調したい。
 しっかり情報を得て、分析をして、政府、機関の方針に寄与するというのが責任を果たすと言うことだと考えている。


No.1059 :情報収集衛星、2機目の光学衛星の推定軌道要素が出ています
投稿日 2006年9月11日(月)14時39分 投稿者 松浦晋也

 サテライト・ウォッチャーによる推定軌道要素です。

 前回の打ち上げから、軌道要素を推定したものです。実測値ではないことに注意してください。この推定では、レーダー衛星と光学衛星を同時に打ち上げたことになっていますが、実際には光学衛星のみの打ち上げとなっています。このため、いくらかは推定にずれが生じていると考えられます。

IGS 2A search elements(http://www.satobs.org/seesat/Sep-2006/0064.html)

 ――Visual Satellite Observer's Home Page

IGS 2 adapter 0.0 0.0 0.0 4.4 v
1 70004U 06254.56275688 .00050000 00000-0 19198-2 0 14
2 70004 97.2979 11.9238 0007992 349.6872 10.4177 15.26466818 58

IGS 2 fairing1 0.0 0.0 0.0 4.0 v
1 70005U 06254.91800472 .00070000 00000-0 27026-2 0 32
2 70005 97.3130 12.2753 0006692 358.1528 152.3502 15.26292753 103

IGS 2 fairing2 0.0 0.0 0.0 4.0 v
1 70006U 06254.56285753 .00070000 00000-0 27213-2 0 19
2 70006 97.3037 11.9263 0005500 35.2895 324.8707 15.26071222 63

IGS 2A 0.0 0.0 0.0 5.7 v
1 70001U 06254.56290905 .00005000 00000-0 19563-3 0 17
2 70001 97.3059 11.9275 0005460 355.4383 4.6805 15.25857756 64

IGS 2 r 0.0 0.0 0.0 3.6 v
1 70003U 06254.56439237 .00005000 00000-0 22876-3 0 13
2 70003 97.3006 11.8649 0067924 321.7503 37.8989 15.18458725 61

No.1058 :衛星の分離確認
投稿日 2006年9月11日(月)13時52分 投稿者 笹本祐一

衛星分離確認をもって、記者室に流れていた実況中継も終了しました。
H-IIA10号機は、無事その任を果たしたようです。

No.1057 :写真1 ●添付画像ファイル
投稿日 2006年9月11日(月)13時49分 投稿者 牧野知弘

H-IIA10号機打ち上げ


No.1056 :打上げ完了
投稿日 2006年9月11日(月)13時42分 投稿者 笹本祐一

H-IIA10号機は時間通りの13時35分に無事打ち上げられました。
現時点で衛星フェアリングの分離までスムーズに進んでおり、ロケットの飛行は正常です。

雲が低かったので、ロケットは離床後十数秒で見えなくなってしまいました。

No.1055 :最終GO/NOGO判断結果
投稿日 2006年9月11日(月)13時22分 投稿者 笹本祐一

搭載機器、天候ともに問題なしとのことで、H-IIA10号機は予定通りの13時35分の打ち上げが最終決定されました。

No.1053 :Xマイナス55分
投稿日 2006年9月11日(月)12時42分 投稿者 笹本祐一

機械音声のアナウンスと共に、それまで消されていた記者室のカウントダウンクロックが動き出しました。カウントダウンクロックまで止めてたのは情報管制かと思ってたけど、違ってたのかな?

No.1052 :10号機をプレスセンターから ●添付画像ファイル
投稿日 2006年9月11日(月)11時46分 投稿者 牧野知弘

打ち上げ予定時刻まで2時間を切りました。
射場の天気は薄曇り。


No.1051 :H-IIA10号機打上げ準備順調に進行中
投稿日 2006年9月11日(月)10時42分 投稿者 笹本祐一

 液体燃料の充填を完了、現在補充填中H-IIA10号機ですが、情報管制だかなんだか知りませんが、いつもの打ち上げと違って報道センターにほとんどと言っていいほど進行状況を伝えるアナウンスがまったくと言っていいほど流れないんで、状況の把握がちょいと難しいですな。

No.1050 :機体移動完了 ●添付画像ファイル
投稿日 2006年9月11日(月)02時23分 投稿者 牧野知弘

射点に到着したH-IIA10号機


No.1049 :機体移動完了
投稿日 2006年9月11日(月)02時20分 投稿者 牧野知弘

射点に到着したH-IIA10号機