宇宙作家クラブ
トップページ 活動報告ニュース掲示板 会員ニュース メンバーリスト 推薦図書

No.555 :NASA長官にオキーフOMB副局長任命
投稿日 2001年11月15日(木)22時51分 投稿者 江藤 巌

 ジョージ・W・ブッシュ米大統領はNASA(米航空宇宙局)の次期長官に、現行政管理予算局(OMB)の副局長のショーン・オキーフを指名した。1992年の4月以来NASA長官の職にあったダニエル・S・ゴールディンは、17日に辞職することをすでに公表している。
 オキーフは上院の承認を経て新長官に就任することになるが、ふつうならば新政権誕生の前後に任命されるはずのNASAの長官の椅子に、前の前の政権(父親のジョージ・H・W・ブッシュ大統領が任命)以来のゴールディン長官が座り続けるという異常事態も、政権交代から10カ月振りに解消されることになる。
 オキーフ副局長は、OMBが行ったNASA予算の監査で国際宇宙ステーション(ISS)計画の40〜50億ドルに上る予算超過を指摘した張本人であり、今度は自身がNASAの長として予算の引き締めを行うことになる。
 オキーフは議会スタッフからG・H・W・ブッシュ大統領の下で1989年に国防省の主任財務官、続いて1992年より海軍長官に任命され、民主党政権の登場後はシラキュース大学マックスウェル校の経営学・政策学の教授を務めていた。
NASAプレス・リリース(オキーフの経歴)

No.554 :オキーフOMB局長が次期NASA長官に内定か
投稿日 2001年11月14日(水)10時01分 投稿者 江藤 巌

 NASAの次期長官に、行政管理予算局(OMB)副局長のショーン・オキーフが内定したようである。正式の発表は今日中にも行われる。
 オキーフはレイガン政権と先代ブッシュ政権で国防省の主任財務官、海軍長官を歴任して、1995年からはシラキュース大学で政策学の教授を務め、今年3月にOMB副局長に任命されていた。

No.553 :国際宇宙ステーション常駐開始から1年
投稿日 2001年11月14日(水)01時27分 投稿者 江藤 巌

 この11月2日で、16ヶ国が参加する国際宇宙ステーション(ISS)は宇宙飛行士が常駐を開始してから1年目を迎えた。
 この1年間にISSには三次にわたる遠征隊(常駐クルー)が送り込まれ、現在は第三次遠征隊が滞在中である。
 これまでにアメリカ人4人、ロシア人5人がISSに長期滞在し、それ以外にも6カ国延べ79人の宇宙飛行士がISSに乗り込んだ。またスペースシャトル・オービターやソユースなど有人無人の14の宇宙機がISSにドッキングしている。
 第三次遠征隊のフランク・カルバートスン隊長(米)とヴラジーミル・デジュロフ(露)は、11月12日に三度目の機外活動(EVA)を行った。これはベテラン宇宙飛行士のカルバートスンにとっては、初めてのEVA体験であった。
これまでデジュロフとともに2回のEVAを行ったミハイル・チューリン(露)は、今回はISSの内部に留まった。
第三次遠征隊はISSに93日間滞在し、12月のシャトルで地球に帰還する予定である。


No.552 :NASA長官の後任決まらず
投稿日 2001年11月14日(水)01時04分 投稿者 江藤 巌

 NASA(米航空宇宙局)のダニエル・S・ゴールディン長官はすでに今週の終わりには辞任することを先月発表しているが、後任の長官はまだ指名されていない。
 次代の長官候補に擬せられていたトーマス・ムーアマン退役空軍大将は指命を辞退したとも言われ、ここ二三週間はいくつか別の名前が噂されている。
 その一人は元ロッキード・マーティン会長、最近国際宇宙ステーション(ISS)に関する報告書をまとめたトーマス・ヤングで、彼は1970年代にヴァイキング火星探査計画を指揮した。
 もう一人の噂の候補は現国防次官のエドワード・C・オルドリッジで、彼はレイガン政権時代に空軍長官としてスペースシャトルに乗り込もうとしたこともある。
 また行政管理予算局(OMB)副長官のショーン・オキーフが、NASAに関心を示しているとの話もある。
 またホワイトハウスが調整のため首席補佐官としてNASA本部に送り込んだコートニー・スタッドが、そのまま長官に昇格するとの噂も流れている。
 例え新長官がいま指名されても、就任の前には上院の承認を得る必要があるので、ゴールディン現長官の退任後しばらくは長官職の空白が生ずるのは間違いない。

No.551 :第2回ロケットシンポジウム報告
投稿日 2001年10月27日(土)15時37分 投稿者 江藤 巌

 宇宙開発事業団(NASDA)は、27日午後に東京で「ロケットシンポジウム Part2〜H-IIAロケット新たなる挑戦〜」を開催した。

開催日時: 平成13年10月27日(土)13:30〜15:30
場   所: 千代田放送会館(東京都千代田区紀尾井町1−1)
主   催: 宇宙開発事業団
後   援: 文部科学省(予定)

コーディネーター(ノンフィクション作家) 山根一眞

13:30〜13:40 開演
13:40〜14:30 第1部
H-IIAロケット試験機1号機の成功と新たなる挑戦
会場からの質問
宇宙開発事業団H-IIAプロジェクトチーム
プロジェクトマネジャー 渡辺 篤太郎
「なにか気がついてないところはないだろうかと言う、
漠然とした不安があった。これで成功だと確信したのは、
2段目の二回目の燃焼が終わった時点で、『これで成功だ』と
思わず叫んでしまって、『まだLREが分離していません』と
言われてしまいました」
「ロケットシンポジウムの第1回では、こちらにも悲愴感があったのか、
皆さんに激励されてしまって、主客転倒していたかもしれません。」
「1号機は成功しましたが、1機で良しとしているわけではありません。
やっと片目が開いたかな、と言うところです。」
「将来の課題としては、行きっぱなしのロケットではなくて、
帰ってこなければいけないと思います。そのための手段を開発したいです。
もっと将来には、誰でも気軽に乗れるようなロケットが望ましいですね。」
サブプロジェクトマネジャー 今野 彰
「いろんなことをやったので、不安はなかったです。
一番心配するのは、発射台をクリアするまで、5、6秒までです。
これは事前に試験で確認できないんですよね。」
「我々の仕事は、十数年掛けて開発してきて、
成功か失敗か、結果は30分くらいで出るんですよね。
我々も失敗しましたけど、外国も失敗しているんです。
失敗したから駄目だというのではなくて、
失敗を糧として乗り越えなければならないと思います。」
(番外発言)
山根「ブロックハウスってまるでトーチカみたいですよね。避難用の深いトンネルがあって、ほとんどタリバンですね」

14:30〜14:40 休憩

14:40〜15:30 第2部
ロケットの今後の活用と将来の日本の宇宙開発
会場とともに考える
宇宙科学研究所
教授 的川 泰宣
「2年後くらいまでに日本の宇宙関係の三機関が統合されるが、
統合が先に決まって、なにをするかは後から考えることになる。
自分としては、商業化、有人飛行、宇宙科学、宇宙教育を柱にしてゆきたい。
特に教育を軸に宇宙を立て直して行くことを、自分の今後の
生涯の課題にしたい。」
「日本は、たとえ経済状況が良くなったとしても、宇宙に対する
『欲望』のようなものが薄いのではないか。経済が厳しい時期には、
宇宙に逃げて行くという発想が出がちだが、これは間違っているのではないか。
やはり宇宙に進出するのは、人類の活動が盛んになって、その延長として
行くべきだろうと思う」
航空宇宙技術研究所
宇宙輸送システムプロジェクトセンター長
白水 正男
「海外旅行に行くくらいの気軽さで宇宙に行ける輸送システムを開発している」
宇宙開発事業団
宇宙輸送システム本部副本部長
スポークスマン 丹尾 新治
「今回の打上げは、音がすごく大きかったのが印象的だった。
H-2Aの打上げはいまのところ13機が計画されているが、
13機すべてを成功させたい。」
(会場からの質問に答えて)
「平成14年度と15年度に情報収集衛星を打ち上げる計画である。
日本は人口は世界の2%に過ぎないが、世界の資源の15%を加工し輸出している。
個人的な意見だが、日本は世界に対する貢献として、衛星で収集したデータを
積極的に世界に公開すべきではないか。人は他人を知れば知るほど愛着が生まれる。
世界の国がお互いに知り合えば、紛争はなくなって行くのではないか。」
「世界の商業打上げ市場は大変厳しい状況にある。H-2Aも商業打上げだけで
自立して行くのはむつかしいのではないか。政府の打上げなどとも合わせて
成り立たせて行くことになるのではないか。」
宇宙飛行士 古川 聡
「宇宙に出て個人的にやってみたいことは、新しい遊びをやってみたいですね。
ボールを持っていてバスケットボールをしてみるとか、自分がボールになるとか、
ビリヤードをしてみるとか。」
(番外発言)
NASAカーカム氏
「H-2A1号機成功おめでとうございます。
宇宙ステーションをぜひ人類の平和のために利用して欲しい。
宇宙開発事業団副理事長石井氏
「H-2の5号機、8号機の連続失敗の後も国民の温かい激励を受けて
それが大変に励みになった。この冬のH-2A2号機もぜひ成功させたい。
ロケットは部品の数も多く、大変厳しい技術である。
皆さんの熱意を糧として、2号機の打上げに向けて、NASDA一丸となって
努力して行きたい。」
山根
「では次のシンポジウムは2030年に宇宙で開くことにしましょう。」

No.550 :仏女性宇宙飛行士がISSに
投稿日 2001年10月24日(水)15時04分 投稿者 江藤 巌

 ロシアは10月21日カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、ソユースTM-33を打ち上げた。ソユースTM-33には船長のヴィークトル・アファナシェフ、エンジニアのコンスタンチン・コジェーエフと、もう一人のエンジニアとしてフランスの女性宇宙飛行士クローディー・エニェーレが搭乗している。
 ソユースTM-33は23日に国際宇宙ステーション(ISS)のロシア製モジュール”ザリャー”の地球側ドッキング口に接続し、三人はISSに乗り移った。ISSではカルバートスン、デジュロフ、チューリンの三人の第三次遠征隊が生活している。
 今回の飛行は、ISSに結合しているソユースTM-32の軌道上の使用期間が切れかけているのでTM-33と交換するためのもので、アファナシェフら三人はISSに8日間滞在した後ソユースTM-32に乗って地上に帰還、新しいTM-33をISSに残す。ソユースTMはISSに緊急事態が生じた場合の救命ボートの役割を果たす。
 クローディー・エニェーレ(旧姓アンドレ=デシェ)はヨーロッパ宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士の一人で医学博士、1985年にフランスの宇宙飛行士候補に選ばれた。
1992年にはフランスとロシアの共同飛行で、フランス人宇宙飛行士ジャン=ピエール・エニェーレのバックアップ乗員を務め、1996年にはソユースTM-24の正規乗員としてロシアと共同飛行した。1999年には再びJ=P・エニェーレのバックアップを務めている。
1999年にはESAの宇宙飛行士隊に正式に加わっている。
NASA
ESA
ESA
ESAクローディーのウェブ日記
SpaceRef
CNN
FLORIDA TODAY
SpaceDaily
Space.com
Space.com
SpaceDaily

No.549 :NASAのゴールディン長官が来月辞職を発表
投稿日 2001年10月18日(木)09時49分 投稿者 江藤 巌

 NASA(米航空宇宙局)のダニエル・S・ゴールディン長官は17日午後に全職員に対してスピーチを行い、11月17日を以て長官職から自ら退くことを明らかにした。
後任のNASA長官は発表されていない。
 ゴールディン長官は1992年の4月1日にジョージ・W・H・ブッシュ大統領によってNASAの第9代長官に任命され、W・クリントン、ジョージ・W・ブッシュの三代の大統領の下で長官を務めた。彼の在任期間9年と7ヶ月は、歴代のNASA長官の中でも最長である。
また共和、民主、共和と異なる政党の政権下で地位を保った長官は彼が初めてで、政権交代と共に異動するアメリカ政府の高級官僚の中でもきわめて珍しい例と言えるだろう。
 後任のNASAの長官にはさまざまな名前が取り沙汰されて来たが、ここ何ヶ月かもっとも有力な候補に擬せられているのが元空軍の参謀副長のトマス・S・ムーアマン退役空軍大将である。
ムーアマンは空軍の情報将校から偵察衛星の開発や運用に関わり、1990年から92年まで空軍の宇宙コマンド(AFSPACECOM)の司令官を務めた。1994年には空軍でナンバー2の地位である参謀副長(Vice Chief of Staff,USAF)に任命されると同時に大将に昇進、1997年に退役した。
NASAニューズ
CNN
Space.com
SpaceDaily

No.548 :NASAのゴールディン長官辞任?
投稿日 2001年10月18日(木)00時52分 投稿者 江藤 巌

NASA(米航空宇宙局)のダニエル・S・ゴールディン長官が、自ら辞任を発表するという噂が流れている。
ゴールディン長官は、アメリカ時間の17日午後2時に、NASA全職員に宛てたスピーチを行うことを予告しており、これが辞任発表説の裏付けとなっている。
ゴールディン長官は民間企業副社長から1992年にNASAの第9代長官に就任し、これまでG・W・H・ブッシュ、クリントン、G・W・ブッシュの三代の政権に仕えた。
例えいますぐに辞職しても、彼の任期は歴代のNASA長官の中で最長である。
後任のNASA長官に関しては、元アメリカ空軍参謀副長のムーアマン退役中将が最有力候補と伝えられている。

No.547 :アラスカからの初の衛星打上げ成功
投稿日 2001年10月3日(水)12時47分 投稿者 江藤 巌

 NASA(米航空宇宙局)は、9月29日にアラスカ州南部のコディアク島から初めて人工衛星を打ち上げるのに成功した。
コディアク・スターと名付けられた4機の小型衛星は、ロッキード・マーティン・アシーナ(Athena)1打上げ機に載せられて発射されて所定の極軌道に乗った。
4機の衛星の内3機はアメリカ国防省の宇宙試験計画(Space Test Program)によるもので、それぞれPICOサット、PCサットサファイアと名付けられている。もう1機の衛星はNASAのスターシャイン3である。
スターシャイン3衛星は直径約1mの球形で、表面に太陽電池が張られ、145.825MHzの信号を送信することになっている。
コディアク・スターの打上げは9月の半ばに予定されていたが、同時多発テロ事件や強い太陽風のために月末まで延期されていた。
Space.com
SpaceRef
SpaceDaily

No.546 :角野直子二人目の女性宇宙飛行士に昇格他
投稿日 2001年9月27日(木)00時17分 投稿者 江藤 巌

・角野宇宙飛行士昇格
 宇宙開発事業団(NASDA)が1999年に宇宙飛行士候補に選んだ角野直子(すみの なおこ)が、このたび宇宙飛行士訓練基礎過程を終了して正規の宇宙飛行士に昇格した。
角野直子は女性宇宙飛行士としては日本では二人目、ミッション・スペシャリストとしては初めてになり、国際宇宙ステーション(ISS)計画に参加することになる。
日本人2人目の女性宇宙飛行士誕生〜角野宇宙飛行士認定記者会見を開催〜

・ディープ・スペース1がボレリ彗星を撮影
 NASAが1998年10月に打ち上げたディープ・スペース1(DS-1)探査機が、9月22日にボレリ彗星から2200kmまで接近して観測に成功した。
DS-1のカメラは落花生のような形のボレリ彗星の姿を近くから捉えた。
NASAニュース・リリース
DS-1の軌道
CNN
Space.com
SpaceRef
SpaceDaily

・国際スペースアート・コンテストに日本人入賞
 惑星協会(The Planetary Society)が主催した国際スペースアート・コンテストの入賞作品が公開されているが、日本から出品した五十嵐英彦さんが11〜18歳の部で、大久保和美さんが19歳以上の部で、それぞれ1位に入賞している。
最終的なグランプリはインターネットを通じた投票で決められ、投票は9月30日で締め切られる。
グランプリの発表は10月4日の予定。
日本惑星協会

No.545 :NASAのクイックTOMS環境衛星打上げ失敗他
投稿日 2001年9月23日(日)01時48分 投稿者 江藤 巌

・NASAのクイックTOMS環境衛星打上げ失敗
 NASA(米航空宇宙局)のオゾン環境モニタリング衛星"Quik TOMS(Total Ozone Mapping Spectrometer)"が21日にカリフォーニア州ヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられたが、トーラス打上げ機が離昇83秒後の第1段と第2段の分離の際にコントロールを失って軌道を外れ、ペイロードはインド洋に落下したもよう。
 クイックTOMS計画では、オービタル・サイエンシズ社(OSC)が衛星の製作打上げ・運用をNASAから請け負っている。
 打上げに失敗したトーラスには、OSCの子会社オーブイメージ社のオーブヴュー4地球観測衛星と、「宇宙葬」のためのカプセルに納めた50人の遺灰も搭載されていた。
NASAニューズ
NASAニューズ
NASAゴダード宇宙飛行センター(GSFC)
OSCプレス・リリース
セレスティス・スペース・メモリアル・サービス
SpaceDaily
CNN
Space.com
SpaceRef

・ISSに「桟橋」が結合
 ロシアが9月14日に打ち上げた国際宇宙ステーション(ISS)のドッキング・コンパートメント(DC-1)”ピルス”(「桟橋」)が、16日にISSと無人でドッキングに成功した。
 ピルスはロシアのサービス・モジュール”ズヴェズダー”の地球に面したドッキング口と結合された。

・仏化学工場で爆発事故
 フランスのトゥールーズ郊外のAZF社の化学工場で21日昼に大きな爆発事故があり、17人が死亡、少なくとも240人が負傷した。そのうち30人は重傷である。
 爆発したAZF社の工場に隣り合ってアリアンの固体推進剤ロケットなどを製造しているSNPE社の工場があるが、同工場でも負傷者が出たもよう。現在AZF工場から半径10km以内は一般の立ち入りが禁止されており、SNPE工場も操業を停止している。
またトゥールーズの空港も閉鎖されている。
CNN

・KSCも民営化?
 NASAのケネディ宇宙センター(KSC)の所長で元宇宙飛行士のロイ・D・ブリッジスは、KSCの運営を民間企業に移管する可能性を検討するよう指示した。
 ブッシュ大統領はNASAに対して、NASAの活動の一部を民間企業に譲り渡すよう指示しており、打上げ業務を担当するKSCの民営化が有力候補ともなっている。
 KSCでは約12000人が働いている。すでにKSCにおけるスペースシャトルの整備と打上げ準備作業はUSA(United Space Alliance)コンソーシアムに移管されており、1995年以来合わせて12億ドルの予算の節約になっているという。
Space.com

・衛星設計コンテスト最終審査
 第9回の衛星設計コンテストの最終審査が、10月21日に東京都立航空工業高等専門学校で開かれる。
http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/Press/j/200109/satcon_010914_j.html

・宇宙へのメッセージ
 2000年2月に毛利衛宇宙飛行士が搭乗したSTS-99(エンデヴァー)において行われた「スペースシャトルの毛利さんにメッセージを送ろう!」」の実験結果の一部が公表されている。
 この実験は、地上に電波の反射器を並べて、エンデヴァーに搭載された合成開口レーダーの画像に文字や図形を書き込もうというものであった。
毛利宇宙飛行士が搭乗したスペースシャトル「エンデバー号」(STS-99)における電波反射実験教育プログラムの画像解析状況について
レーダ電波反射実験データ発表

No.544 :ロシアがISSのドッキング・コンパートメント打上げ
投稿日 2001年9月17日(月)02時27分 投稿者 江藤 巌

ロシアは9月15日にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から、国際宇宙ステーション(ISS)のドッキング・コンパートメント1(DC-1)、ロシア名”ピールス”(桟橋)ソユースU打上げ機で軌道に送った。
この打上げはISSフライト4Rになる。
ピールスは17日にISSのロシア製モジュール”ズヴェズダー”の地球に面した側とドッキングする。
SpaceDaily
CNN

No.543 :宇宙から見たマンハッタンとペンタゴン
投稿日 2001年9月13日(木)14時20分 投稿者 江藤 巌

 スペース・イメージング社アイコノス衛星から撮影した、惨事の前と後のマンハッタンとペンタゴン周辺の画像が見られる。
アメリカへの攻撃

No.541 :衛星から見たWTC火災
投稿日 2001年9月13日(木)02時44分 投稿者 江藤 巌

 NASAが年に打ち上げたTERRA(EOS AM-1)衛星が、高度約1150〜1600kmの上空からニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビルディングの火災の煙を捉えた。
NASA

No.540 :宇宙から惨劇を目撃
投稿日 2001年9月12日(水)18時32分 投稿者 江藤 巌

 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の第三次遠征隊のフランク・カルバートスン(米)、ヴラジーミル・デジュロフ、ミハイル・チューリン(露)の3宇宙飛行士は、400km弱の高度からマンハッタン島の世界貿易センター(WTC)のビルが炎上するのを目撃したようだ。
カルバートスン宇宙飛行士は、「メイン州上空に差しかかったときにニューヨークが見え、火災の煙が見えた」と、ヒューストンのジョンスン宇宙センター(JSC)の管制センターに報告している。
 JSCはISSの管制など必要欠くべからざる業務を除いては休業状態だが、ケネディ宇宙センター(KSC)ではスペースシャトルの警戒が強化されている。
現在KSCには4機のシャトル・オービター全機が集まっており、アトランティスは機体組立ビルディング(VAB)に、コロンビア、ディスカヴァリー、エンデヴァーの3機はオービター整備施設(OPF)内にある。
Space.com
CNN
KSCオービターの現況