宇宙作家クラブ
トップページ 活動報告ニュース掲示板 会員ニュース メンバーリスト 推薦図書

No.523 :第2段エンジン燃焼順調
投稿日 2001年8月29日(水)16時27分 投稿者 江藤@種子島

第2段エンジンの燃焼は良好。
4時27分50秒に第2段エンジンが再度停止される(SECO2)。
その段階で今回のミッションの正否が事実上確定する。

No.522 :第2段再点火
投稿日 2001年8月29日(水)16時25分 投稿者 江藤@種子島

第2段エンジンの再点火に成功。
第2段の高度は約255km。種子島からの飛翔距離は約7800km。太平洋の真ん中の上空である。
クリスマス局は良好にデータを受信中。

No.521 :クリスマス島
投稿日 2001年8月29日(水)16時21分 投稿者 江藤@種子島

現在第2段は慣性飛行(コースティング)中。
軌道高度は二百数十km。
クリスマス局がただいま第2段を捕捉。追尾開始。

No.520 :第2段エンジン燃焼正常
投稿日 2001年8月29日(水)16時12分 投稿者 江藤@種子島

第2段エンジンの燃焼は正常。
飛行経路は正常。
種子島からのロケット追尾は終了。
これからはクリスマス島がデータを取得する。

No.519 :第2段エンジン燃焼正常
投稿日 2001年8月29日(水)16時10分 投稿者 江藤@種子島

第2段エンジンの燃焼は正常。
飛行経路は正常。
第2段の高度はいま295km。

No.518 :第1段エンジン燃焼停止
投稿日 2001年8月29日(水)16時07分 投稿者 江藤@種子島

第1段エンジン燃焼停止。
第1段・第2段分離。
第2段エンジン点火。
いまのところすべて順調の模様。

No.517 :打ち上げ!
投稿日 2001年8月29日(水)16時05分 投稿者 江藤@種子島

H-2Aロケット試験機1号機は、1600時に打ち上げられた。
第1段エンジンの燃焼は正常。
フェアリングは計画通り切り離された。

No.516 :Xマイナス420秒
投稿日 2001年8月29日(水)15時52分 投稿者 江藤@種子島

Xマイナス420秒からのカウントダウンが場内に響き渡る。
Xマイナス270秒からは自動カウントダウンに移行する。
記者席はほとんど出払っている。
私も記者席から外に出るので、打ち上げの瞬間は中継できない。あしからず。

No.515 :Xマイナス15分
投稿日 2001年8月29日(水)15時46分 投稿者 江藤@種子島

 ただいまXマイナス15分。カウントダウンは順調に進行中。
記者席から見るロケットには別段の変化も見られない。
Xマイナス420秒(打ち上げ7分前)からカウントダウンのアナウンスが開始される予定。
最終GO/NO GO判断はゴー!
天候は良好。空はややかすんでいるが雲は少ない。


No.514 :Xマイナス40分カウントダウン開始
投稿日 2001年8月29日(水)15時41分 投稿者 江藤@種子島

 Xマイナス40分のカウントダウンは、15時20分に開始された。
打ち上げ時刻は変わらず16時0分。

No.513 : 午後3時15分からの記者会見・液酸バルブのトラブルについて ●添付画像ファイル
投稿日 2001年8月29日(水)15時40分 投稿者 松浦

 午後3時15分から,発生したトラブルの2件目,液体酸素の排液バルブに逆圧をかけてしまった件についての詳細説明がありました。

 図は配管系統図です。問題は移動発射台側の配管にありました。第1段液体酸素充填に先立って配管を少量の液体酸素で冷やします。その配管は事前に窒素で加圧して,漏洩を点検することになっていました。

 ところが本来バルブの上流にあるはずだった窒素ガスを吹き込むパージ用配管が,設計図の異なりバルブの下流に接続されており,機体側の第一段液体酸素注排液バルブに規定以上の1.1気圧の圧力が逆方向にかかってしまったのです。

 となると,この配管のままでGTV(地上試験)や低温充填試験などのこれまでの極低温系試験でなぜトラブルが出ずに,本番で発生してしまったのはなぜかという問題が残ります。

 打ち上げ30分前までのあわただしい記者会見でした。

 先ほど午後3時20分,第4回のGO/NO GO判断でゴーサインが出ました。打ち上げは午後4時です。


No.512 :Xマイナス40分カウントダウン開始
投稿日 2001年8月29日(水)15時34分 投稿者 江藤@種子島

 Xマイナス40分のカウントダウンは、15時20分に開始された。
打ち上げ時刻は変わらず16時0分。

No.511 :午後3時,準備は順調。打ち上げ前最後の書き込みです
投稿日 2001年8月29日(水)14時59分 投稿者 松浦

 現在午後3時,打ち上げ1時間前です。ここまでの打ち上げ準備は順調です。空は雲一つない快晴になりました。もっとも島の天気なので,今後どうなるかはわかりません。

 NASDAのストリーミングももう始まっていると思います。

 そろそろ我々もプレスセンター屋上の観望施設に出て,写真撮影の準備をしようと思います。

 特にトラブルが起きない限り,打ち上げ前の書き込みはこれが最後になると思います。

 次の書き込みが成功の一報でありますように。


No.510 :Xマイナス110分
投稿日 2001年8月29日(水)14時40分 投稿者 江藤@種子島

Xマイナス110分カウントダウンから打ち上げまでどのように進行するか、松浦の書き込みを若干修正して再録する。


X-110分のターミナルカウントダウンを開始。姿勢制御系の作業を点検。機体位置。姿勢自動初期設定。最新の風観測データによる飛行プログラムの更新(第1回)。
 H-IIAは飛行に対する風の影響を最少にするために,最新の風観測データによって機体に内蔵する飛行制御プログラムのパラメーターを変更します。これはH-IIAで初めて採用された手順です。

X-40分,30分のカウントダウン・ホールド。カウントダウンにはトラブルが起きた場合に備えて,30分の予備の時間が組み込んであります。ここで一時カウントダウンを止めて,その時間を消費します。

カウントダウン再開:最新の風観測データによる飛行プログラムの更新(第2回)。

第4回GO/NO GO判断:最終的な打ち上げの可否。

打ち上げ420秒前(X-420):秒読み開始。H-IIAからは人間による秒読みはなくなりました。合成音声による自動秒読みが流れます。

x-400:各系統が自動カウントダウン開始にOKサインを出す。

X-280:打ち上げ指揮者より自動カウントダウン開始にOKサインが出る。

X-270:自動カウントダウン開始。ここから後はコンピュータが自動的に打ち上げシーケンスを実行していきます。

X-215:推進剤充填完了。

X-200:各タンクのベントリリーフバルブを閉鎖してタンク内の加圧を開始します。

X-180:電源を設備電源から機体内電源に切り替え。

X-80:発射台下部の水素ガス処理用トーチに点火。煙道に注水開始。

X-30:セーフアーム装置作動。機体火工品への配線を遮断している最後の安全装置を解除します。

X-18:誘導制御系を飛行モードに切り替えます。

X-11.7:エンジンからの水素ガス処理トーチを点火。

X-4.7:LE-7A点火

X-0:LE-7A定格運転到達を確認後,固体ロケットブースター(SRB)に点火。リフトオフ。

 打ち上げ後の飛行計画は以下の通りです。

1分39秒:SRB燃焼終了
1分50秒:SRB投棄
4分5秒:衛星フェアリング投棄
6分30秒:LE-7A燃焼終了
6分38秒:第1段・第2段分離
6分44秒:第2段第1回燃焼開始
12分24秒:第1回燃焼終了
24分51秒:第2回燃焼開始
27分50秒:第2回燃焼停止
39分35秒:ミラーボール衛星LREを分離
1時間45分55秒:第2段残存推進剤の輩出を開始。これをしないと第2段が破裂して,スペースデブリをまき散らすことになります。

 打ち上げ成功の条件は第2段第2回燃焼が無事に終了すること。その時点で静止トランスファー軌道には行っていることです。燃焼終了時の感性速度は秒速10.2km/秒。この速度が出ているかどうかで,成否が判断できます。

No.509 :Xマイナス110分カウントダウン開始
投稿日 2001年8月29日(水)14時26分 投稿者 江藤@種子島

 NASDA14時15分発表

Xマイナス110分のターミナル・カウントダウン開始。打ち上げは16時。

ロケットの姿勢制御系作動点検、機体位置・姿勢自動初期設定、風観測プログラムに基づく飛行プログラムの更新を行うことになる。
風観測プログラムに基づく飛行プログラムの更新はH-2Aからの新機軸で、ビルトインホールドをはさんで二度行われる。

推進剤タンクの充填状況
 第1段 液体酸素  充填開始10:58  100%充填12:10
     液体水素      11:15        12:08
 第2段 液体酸素      10:58        11:37
     液体水素      11:10        11:56