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総務庁による宇宙開発事業団監査結果についての宇宙作家クラブ有志アピール 2000年4月19日 宇宙作家クラブ有志 3月29日に総務庁による宇宙開発事業団(NASDA)監査結果の報告書が公表され、一部では日本の宇宙開発が累積で1兆8000億円に上っているという報道となりました。 総務庁報告書はホームページ(http://www.somucho.go.jp/)で読むことができます。そこに書いてある通り、1兆8000億円という額は、実のところロケット打ち上げ経費を会計上減価償却ではなく、損失扱いで会計しているものです。つまり成功しても失敗しても「損失」扱いになります。その時々で成果を上げているものですから、一般的な「損失」の印象でとらえてはいけないものなのです。 そのことをふまえて、宇宙作家クラブ(SAC=Space Authors Club of Japan 顧問:小松左京)の有志は、以下のことを訴えたいと思い、このアピールを出すものです。 宇宙開発は現在の国民生活を支えるだけでなく、人類の未来を築くために必要な投資です。それは目前の損得で左右する性格の事業ではありません。 こと国土の狭い日本にとって、宇宙はフロンティアとして大きな意味を持ちます。国産技術によるロケットの開発や惑星探査、有人宇宙飛行プロジェクトは実施のたびに国民の大きな関心と支持を集めてきました。宇宙開発はそれを維持継続するだけでも、理科教育、ひいては技術立国の原動力になります。 このような数字に表れにくい成果を評価せず、安易に後退を選ぶべきではないと、私たちは考えます。 以下署名(五十音順) 青山智樹 あさりよしとお 江藤 巌 大喜戸千文 小川一水 菊池 誠 國分利幸 小林伸光 笹本祐一 須田浩之 都築由浩 撫荒武吉 野尻抱介 長谷川正治 林 譲治 福江 純 堀 晃 松浦晋也 三島和彦 横山信義 宇宙作家クラブについて 1999年3月設立の任意団体。現在顧問以下約100名の作家、漫画家、映像関係者、 ゲーム関係者などのクリエーターが宇宙開発に関する知見を深めることを目的に活 動している。ホームページはhttp://www.sacj.org。 このリリースに関する連絡先:松浦晋也(SAC事務)――mail:smatu@sacj.org、電 話:090-8511-6030
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