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![]() 表紙 青井邦夫さん 国際宇宙ステーション日本モジュール「きぼう」 1998年以来,日米欧露カナダなどの協力で建設が進んでいる国際宇宙ステーション(ISS)。そこに日本が提供する実験モジュールがこの「きぼう」である。ステーション進行方向に向かって左側正面に,欧州モジュールと並んで取り付けられる。大きなマニピュレーター・アームと実験装置搬出用エアロック,真空中に露出した船外実験プラットホームを持ち,無重力・高真空下での実験を行えるようになっている。打ち上げは2000年10月現在,2004年2月から2005年1月にかけて3回に分けてスペースシャトルにより行われる。打ち上げ費用約500億円の代価として,日本は生命科学実験施設「セントリフュージ」を製作して米国に提供することになっている。 なお,きぼうには公募によって決まったマークもあるのだが,関係者の間でも「センスがない」「カッコ悪い」と悪評紛々であった。このイラストのきぼうにもマークは(作者の意図か?)入っていない。そのマークを見たい方は,インターネットを検索してみること。 国際宇宙ステーションと「きぼう」実験棟 |
「当クラブ顧問の小松左京さんが、7月26日に肺炎のためこの世を去りました。 享年80歳。クラブ員一同、謹んで哀悼の意を表します。」
ごあいさつ
宇宙作家クラブ(Space Authors Club)は,宇宙開発に関心を持つクリエーターの集団です。一昨年の火星探査機「マーズ・パスファインダー」の成功や,昨年1998年の国際宇宙ステーションの組み立て開始など,人類の宇宙活動は1986年のシャトル「チャレンジャー」爆発事故の後遺症からようやく蘇り,再び活発化しつつあります。しかし,肝心の宇宙開発関係の情報の流通は,残念ながらあまりよくありません。マスコミはイベントを追うだけで,体系的な情報は入手しずらいのが現状です。宇宙開発に興味を持った初心者へのケアも足りてはいません。
マス・マーケットへの訴求力の強い,フィクションの分野への情報の流通はお寒い限りです。現在流通している宇宙関連の小説も映画もアニメーションも,現実の宇宙開発関係者との情報流通がほとんどない状態で制作されています。
また,宇宙分野でのノンフィクションを指向する者も具体的にどこにどのようにアクセスすれば良いのか分からない,またアクセスしても,現在の日本の社会では,個人資格での取材は非常に限定されてしまう,という問題に悩まされています。
しかし思い出してください。ジュール・ヴェルヌが「月世界旅行」を書かなければ,ゴダード,オーベルト,フォン・ブラウンなどの宇宙開発の先達らは,ロケットを作ろうなどと思わなかったでしょう。手塚治虫氏が「鉄腕アトム」を書かなければ,日本のロボット工学は現在の水準に達することはなかったでしょう。
フィクションには長期的に見てそれだけの影響を,現実の技術開発に与える力があるのです。ノンフィクションの重要性については申すまでもないところでしょう。
現状を打破し,作家,漫画家,イラストレーター,ノンフィクション・ライター,音楽家など,広義のクリエーターの間に「著作のヒント」となるような宇宙開発関連の情報を流通させるために,我々はこのクラブの設立しました。
具体的な活動としては,宇宙開発現場の取材,宇宙開発関係者を招いての勉強会などを考えています。また,このクラブを梃子として,実際問題としてはマスコミ以外には困難な「現場の取材」を,可能にしていきたいと思っています。
1999年7月 SAC顧問 小松左京
